神戸市は、倒壊する恐れがある所有者不明の須磨区の空き家2軒について、市の権限で取り壊しを行う行政代執行に着手しました。
行政代執行が行われたのは、神戸市須磨区妙法寺にある木造瓦葺の空き家2軒です。
神戸市によりますと、1軒は少なくとも2010年ごろから誰も住んでいないとみられ、もう1軒は2019年ごろから空き家の状況が続いていて、建物の所有者は継続的に調査しても確認できなかったということです。
市は2軒の空き家について、これまでに外壁や屋根が崩落するなど、今後、さらに倒壊し近隣住民などに被害が及ぶ危険性があることから、法律に基づき今回の代執行に踏み切りました。
工事は11月下旬まで続き、取り壊しにかかる費用およそ670万円は市が負担するということです。