■“守護神”山下ら22人選出
日本サッカー協会は10月10日、女子サッカーのパリ五輪アジア2次予選に出場する「なでしこジャパン(日本代表)」22人を発表した。
INAC神戸レオネッサからは、今年のW杯にも出場した、山下杏也加(あやか)、田中美南(みな)、三宅史織、守屋都弥(みやび)の計4人が選ばれた。
GK山下はW杯で全試合に出場し、グループステージは無失点で日本ゴールを守り切った。
田中はW杯で2得点を挙げ、国際Aマッチの通算得点は今メンバー最多の「31」を数える。
W杯でキャプテンを務めた熊谷紗希(ASローマ/イタリア)、W杯の得点王・宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)、前INAC神戸の杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC/アメリカ)もメンバー入りした。
メンバー発表の記者会見で池田太監督は、「2次予選は中2日の短期間で行うため、戦術の理解がある程度、進んでいるメンバーでやるのも一つのねらい」と語った。
■「2枠」めざす戦い
パリ五輪の女子サッカーには12か国が出場し、うちアジア枠は「2」。
日本は2次予選Cグループに入り、インド(10/26)、ウズベキスタン(10/29)、ベトナム(11/1)
と戦う(場所はいずれもウズベキスタン)。
この結果、日本がCグループ1位か、各グループ2位チーム中の最上位となれば、来年2月の最終予選に進み、他の3か国と2枠を争う。
(浮田信明)