障害者らへの不妊手術を強制した旧優生保護法を巡る訴訟で、被害者や支援者らが最高裁に対し被害の救済につながる判決を求めて、署名活動を行っています。
兵庫県神戸市内で署名活動を行ったのは、「歩む兵庫の会」と、支援者らによる全国組織「優生連」のメンバーです。
国が障害者や精神疾患がある人に不妊や中絶手術を強制した旧優生保護法の下では、全国でおよそ2万5000件の手術が行われました。
被害者らは、全国で賠償と謝罪を求めて提訴し、高裁ではこれまでに4件が原告勝訴となった一方、20年が過ぎて賠償を求める権利が消滅しているなどとして、2件が敗訴となり、いずれも上告されています。
歩む兵庫の会、藤原久美子共同代表「20年経ったから許される罪ではないと思う。ここはきちんと国にけじめをつけてもらいたい」
優生連は2024年3月までに、オンライン分を含めて100万人の署名を目指しています。