■WEリーグカップ最終節
INAC神戸 0-1 新潟/10月1日
女子プロサッカーWEリーグのカップ最終第5節が行われ、
INAC神戸レオネッサはアルビレックス新潟レディースに敗れ、決勝進出を逃した。
新潟は前半18分、7月に加入した38歳の元なでしこジャパン・MF川澄奈穂美(元INAC神戸)が、右サイドからゴール正面に絶妙のクロスを上げ、FW道上彩花(元INAC神戸)が頭で合わせた。
新潟はBグループ1位が決まり、Aグループ1位のサンフレッチェ広島レジーナと10月14日に決勝を行う。
これまでタイトルを独占していた“TOP3”INAC神戸、日テレ、浦和以外のクラブによる初の優勝争いとなる。
■すごく責任感じる
INAC神戸は新潟戦に勝てば、Bグループ1位でカップ決勝に進める可能性があったが、
敗れて2勝3敗、5位に終わった。
終始攻勢に立ち、新潟の10本に対し、20本のシュートを放ったが、ゴールを割ることはできなかった。
試合終了まぎわ、MF北川ひかるが左からゴール前にクロスを上げ、MF山本摩也が同点ゴールを蹴り込んだかに見えたが、判定はオフサイド。
その直後に試合終了のホイッスルが鳴った。
6本のシュートを放ったキャプテンのFW田中美南は、「フォワードとして、得点を取れなかったってことにすごく責任感じています。結果次第で(カップ戦の)決勝に行けた試合でしたので、それを掴み取れなかったのは、力不足だなと思います」とクラブ公式サイトにコメントを載せた。
■“適性”見極める
WEリーグは創設3シーズン目を迎え、11月11日にリーグ戦が開幕する。
初代“女王”のINAC神戸は、昨シーズンは浦和に続く2位、今シーズンは王座奪回をめざす。
スペイン出身のジョルディ・フェロン新監督は、1日の試合後、「(今後の課題は)フィニッシュですね。今日の試合で課題(が明確)になったと思います。選手がどのポジションに適性があるのかをこの1ヶ月でしっかり見極めながら、シーズンに向けて準備をしたいと思います」
と公式サイトにコメントを載せた。
開幕戦の相手は再び新潟(11月11日、ノエスタ)。
リベンジからスタートだ!
(浮田信明)