兵庫県神戸市長田区でトルコ風の炊き出し食の試食会が開かれ、神戸のNPO法人がトルコ・シリア大地震の被災地支援を呼びかけました。
この試食会は、NPO法人エフエムわぃわぃが主催し、阪神淡路大震災の火災で全焼した神戸市長田区の教会のある施設たかとりコミュニティセンターで行われました。
振る舞われたのは、トルコのパン「エクメック」と伝統の保存食スープ「タルハナ・チョルバス」です。
スープは、トルコから来日したアイドゥン・コヌクさんが運びました。
パンのエクメックは、神戸市長田区のくららべーかりーが焼いてトルコ風に再現しました。
くららべーかりーは、阪神淡路大震災で工場が被災しながらも被災者にパンを提供しました。
アイドゥンさんは、1999年にトルコ北西部で起きた地震の被災者で水とパンを求めていたことや神戸の消防が駆けつけてくれた経験を語り、ことし2月に起きた地震で被害の大きかったハタイ地域などへの支援を呼びかけました。
会場で集まったお金は、経費を除いた全額を神戸から支援活動を続けるNPO法人CODE(コード)海外災害援助市民センターに寄付されます。