「誰もが活躍できる社会へ」 世界パラ陸上を前にアスリートから多様な生き方を学ぶ

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世界パラ陸上が来年、兵庫県神戸市で開催されるのを前に、パラアスリートから多様な生き方について学ぶ研修会が開かれました。

研修会の特別講師として招かれたのは、神戸市出身でパラ・パワーリフティング女子55キロ級・現役選手の山本恵理さんです。

神戸市が2023年7月から地域や学校で行っている体験型研修会の「パラレゾ」は、パラスポーツと共鳴を意味する「レゾナンス」を掛け合わせた造語で、互いの違いを認め、誰もが活躍できる共生社会の実現を目指して開催されています。

山本さんは先天性二分脊椎症で、生まれつき足が不自由ですが、パラスポーツを通じて可能性が広がったと語り、相手の立場に立って考えていくことが共生社会の実現につながるなどと話しました。

また、研修会では相手の目線の高さに合わせてコミュニケーションをとるワークショップが行われた他、神戸の街のバリアフリーのあり方についても議論されました。

神戸市はこうした研修会を2025年の3月まで、市内の学校や地域で開催する予定です。

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