9月26日午前、兵庫県赤穂市にある三菱電機の工場で、金属製のタンクが落下し、作業員の男性に直撃しました。
男性はその後死亡していて、警察は業務上過失致死の疑いも視野に捜査することにしています。
26日午前10時ごろ、赤穂市にある「三菱電機系統変電システム製作所」の工場で、従業員から、「ワイヤーが切れて作業員の頭に部品が当たった。 意識がない」と消防に通報がありました。
警察によりますと、当時、工場では電車に設置する変圧タンクについたさびを取る作業をしていて、タンクはベルトを巻きつけた状態でクレーンでつり上げられていました。
その際、作業員の男性(58)が、タンク下の床に落ちた鉄粉を清掃していたところ、ベルトが切れて2~3メートルの高さからタンクが落下し、男性に直撃したということです。
男性は首の左側を負傷し、搬送先の病院で死亡が確認されました。
タンクは縦横約140センチ、厚さ60センチの箱型で、重さは約240キロだったということです。
警察は、業務上過失致死の疑いも視野に、当時の安全管理体制などを調べることにしています。