若い世代にアスベスト問題を周知 患者や家族のエッセーなど募集

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アスベスト問題に関する作品や研究を表彰する「アスベストセンター賞」が日本で初めて創設されることになり、尼崎市内で会見が開かれました。

この賞は、アスベストによる健康被害や相談に応じる民間の団体「中皮腫・じん肺・アスベストセンター」が、被害について若い世代にも知ってもらおうと日本で初めて創設しました。

賞は合わせて4部門で、アスベストの被害を受けた患者や家族をテーマにした写真の他、治療や闘病時のエピソードをまとめたエッセー作品などが対象です。

尼崎市では2005年に、クボタ旧神崎工場の周辺で、アスベストによる中皮腫などの健康被害が相次いでいて、26日の会見には、夫を中皮腫で亡くした平地千鶴子さんも出席し、思いを語りました。

作品は、10月1日から12月20日まで募集され、大賞となる「アスベストセンター賞」には、賞状に加え、20万円から40万円が贈られます。

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