兵庫県丹波篠山市で、県の天然記念物に指定されている高さ約30メートルの巨木が9月19日に倒れました。
19日午前3時ごろ、丹波篠山市今田町上立杭で大きな音がして、近くに住む人が外に出たところ、神社の境内にある「アベマキ」の木が倒れ、鳥居とほこらを壊し道をふさいでいたということです。
(近所の人は)
「ごっつい音しましたよ。どどどどど…いうて、びっくりしました。まさかこんなんが道の真ん中に出てるから大変でした」
丹波篠山市によりますと、倒れたアベマキは高さ28メートル、樹齢500年と推定され、1989年に県の天然記念物に指定されています。
また、幹周りは5.4メートルで、環境庁の調査では、太さが日本一に認定されていましたが、近年は腐食が進み、太い枝を切り落とし、鉄柱で支えるなどしていたということです。
倒木によるけが人はなく、撤去には2、3日程度かかる見込みです。