明治時代に建造された国内最大級のドーム型の砲台が南あわじ市で確認されたことを受けて、市は砲台の一部を保存するための予算案を市議会に追加提案しました。
市議会で提案されたのは、砲台の一部を保存する工事費およそ8000万円を盛り込んだ一般会計補正予算案です。
市が道の駅うずしおの建て替え工事に伴う調査で確認された門崎砲台。1899年に旧陸軍が建造した国内唯一のドーム型の砲台です。
市は、老朽化によって解体するものの砲台の一部を保存する方針です。
長さがおよそ14メートル幅が推定26メートルある砲台のうち前方の幅9メートル、奥行4メートル、高さ3.8メートルを切り出して別の場所に移すということです。
砲台の一部保存に関する予算案は、市議らによる質疑や討論の後、今月28日の市議会で議決されます。