■WEリーグカップ 第3節
INAC神戸 1-0 EL埼玉/9月10日
WEリーグカップ第3節が行われ、2連敗のINAC神戸レオネッサは、ホーム・ノエビアスタジアム神戸で、ちふれASエルフェン埼玉と対戦。
W杯に出場したFW田中美南、DF守屋都弥、DF三宅史織の3選手が初めてカップ戦に登場した。
前2戦は前半に大量失点する展開だったが、この日は守屋・三宅を中心に守りを固める一方、ワントップの田中にボールを集め、相手陣内に再三攻め入った。
前半45分、ドリブルで持ち込んだMF北川ひかるからMF増矢理花がパスを受け、相手2選手の間から右足でシュートを打つと、ゴール右隅に突き刺さった。
増矢は今シーズン、広島からINAC神戸に復帰して初ゴール。
「結果が出なかった中で今回は勝利して、みんな自信をつけて次もこの流れでしっかり勝つっていうことや、今日は無失点に押さえられたのもすごい良かったです」と公式サイトにコメントを載せた。
INAC神戸は赤のホーム用新ユニホーム(GKは紫)を初めて着用した。
■満足度で料金支払い
10日の試合でINAC神戸は、一部有料席を除いて入場無料とし、試合後、出口で観客自身の“満足度”に応じて100円以上のチケット代金を支払ってもらった。
12日、INAC神戸は公式サイトで、前売り有料席と当日チケット代金の売り上げ合計が88万7001円だったと発表した。
安本卓史社長は、「おかげさまで、昨シーズンの1試合平均よりも多いチケット代収入がありました。グッズ売上も同様に1試合としては昨シーズンの開幕戦での売上に迫る収入となりました。一人でも多くの方にINAC神戸、WEリーグの試合を楽しんでいただき、女子サッカー界の繁栄に繋げられるような施策を敢行していきたいと思います」とコメントした。
(浮田信明)