兵庫県は12日、8月の台風7号で被害を受けた被災者支援の緊急対策など、総額およそ90億円の補正予算案を発表しました。
総額およそ90億円の補正予算案のうち、54億円は台風7号の被災者の生活支援や道路や河川などの復旧・復興対策にあてられます。
災害救助法が適用された香美町に対して住宅の応急修理や障害物の除去に1300万円。半壊や床上浸水などの被災者39世帯に対して合わせて300万円が災害援護金として支給されます。
また、県民生活の安全・安心の確保におよそ31億円を盛り込み、このうちおよそ8億円は、自転車用ヘルメットの購入支援にあてられます。
このほか耐震不足が明らかとなった県庁舎からの移転や、撤去を計画的に推進するための予算におよそ5億円が盛り込まれています。
補正予算案は、9月20日に開会する県議会に上程されます。