有害図書などを回収する西宮市内の「白ポスト」が年内で廃止されることが分かりました。
西宮市は1982年から青少年の健全育成と非行防止に関する取り組みの一環として、成人向けの図書やDVDなどを回収するため市内12カ所に「白ポスト」を設置しています。
西宮市教育委員会によりますと、インターネットの普及によって青少年を取り巻く環境が変化したほか、ポストの老朽化や回収物の減少などを理由に「白ポスト」の撤去が決定したということです。
利用期限は、ことし12月31日までで来年1月以降に市の職員が順次撤去していくとしています。
市教委は「様々な状況を鑑み、白ポストは一定の役割を終えたと判断した。長年協力してくれた市民に感謝している」とコメントしています。