木工用ドリル販売でカルテル疑い 公正取引委員会が立ち入り検査

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木工用ドリルの販売で価格を不正に取り決めるカルテルを結んだ疑いが強まったとして、公正取引委員会は9月5日、兵庫県内の2つの会社を立ち入り検査しました。

独占禁止法違反の不当な取引制限の疑いで立ち入り検査を受けたのは、三木市のスターエムと加古川市の大西工業です。

関係者によりますと、2社は建設業者や一般消費者が使う木工用ドリルの販売でカルテルを結び、価格を引き上げていた疑いが持たれています。

スターエムは木工用ドリル製造販売の国内シェア1位で、大西工業との2社で国内供給のほぼ全てを占めるということです。

遅くとも2019年ごろから会合などで価格を調整していたと見られていて、公正取引委員会は2社のやりとりを詳しく調べる方針です。

サンテレビの取材に対し、スターエムは「公正取引委員会の調査に協力していく」とコメントし、大西工業は「社長が不在のため、対応できない」としています。

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