兵庫県の県立高校統合計画を巡り、教職員や保護者らでつくる団体が9月2日、計画の見直しを求める署名活動を姫路市で行いました。
JR姫路駅前では、教職員やそのOB、そして中学や高校に通う子どもを持つ親など約50人が、県立高校の統合計画を見直すよう呼び掛けました。
少子化により生徒の数が減っていることを受け、県の教育委員会は、2025年度に県立高校14校を6校に再編する計画を発表していて、このうち姫路市では、5校が2校に統合されます。
また2026年度には、市立の3つの高校が、1校に統合される予定で、2日は市内の高校に通う生徒も署名に参加していました。
(姫路市内の高校に通う女子生徒)
「将来自分がどこかに行きたいなとなっても、それがなくなったら選べないから、あんまり良くないんじゃないかなとは思う」
(統合になる高校に通う男子生徒)
「どんどん自分の思い入れの場所がなくなっていくのは複雑な気持ち」
(公立高校を守る会 小野泰司さん)
「2026年までに姫路市の中で5校もの高校が減ってしまう。兵庫県だけでこれだけたくさん減る市は姫路市だけ」
「より受験が大変になるんじゃないか、そこの地域に住まれている子どもたちが遠距離通学を強いられる、そういうふうなことをなくしていけるように」
これまでに集まった署名は1万2000筆を超えていて、今後、県に提出するということです。