2025年の大阪・関西万博での飛行が予定されている「空飛ぶクルマ」について、課題や今後の可能性などを話し合う会議の初会合が8月31日に開かれ、兵庫県の斎藤知事は、「官民の連携が大きな意味を持つ」と期待をのぞかせました。
兵庫県は、2025年の大阪・関西万博で飛行が予定されている「空飛ぶクルマ」について、大阪・夢洲の万博会場と尼崎市南部の「フェニックス事業用地」を結ぶルートが候補に選ばれたと30日に発表しています。
直線距離で約3キロ、5人乗りで、運航事業者には、東京の丸紅が選定。
既に離着陸場の工事も進められていて、9月末に完成する予定です。
31日には、「空飛ぶクルマ」が抱える課題やビジネス面での今後の運用方法などについて話し合う会議の初会合が開かれ、地域活性化などを専門とする大学の教授らが有識者として出席。
兵庫県の斎藤知事は、「新しいモビリティを兵庫県で展開していく」と意気込みを語りました。
斎藤知事
「空飛ぶクルマを実装していくことに向けて官民連携が大きな意味を持つ。実を結んでいくことの第一歩になれば」
会議では、但馬地域でドクターヘリの利用率が高いことから、患者を運ぶ際に空飛ぶクルマが活用できないかといった意見の他、大学生など若い世代のアイデアを取り込んだ展開が今後できないかといった意見などが出ました。
次回は、2024年2月ごろに開かれる予定です。