◾️阪神 2-3 DeNA/8月29日
阪神は8回、坂本とミエセスのタイムリーで2-0としたが、9回、抑えの岩崎が佐野と牧に連続被弾し、逆転負け。
2位広島が勝って、阪神とのゲーム差が「6」となり、広島との直接対決が7試合あるため、阪神のマジックは消滅した。
サンテレビ ボックス席の解説は、広澤克実氏と能見篤史氏が務めた。
◾️内角攻めの意味
(初回、DeNA・先発の今永は、大山にインコースを攻め続けた)
広澤氏
「インコースが得意なバッターに、こんなに(インコースを)続けるバッテリーって、あんまり見たことない。どうですか、能見さん?」
能見氏
「僕もしつこく(インコース)いきます。(バッターの)体を開かせたい。(バッターが)インコースに目付けしてくれると、外が広く使える。ちょっと甘めでも、バッターからすると遠く見える。ただ、投げミスすると(笑)、長打になる」
◾️5差ならCSなし?
(試合開始時点で阪神のマジックは「21」。2位広島とは7ゲーム差。広澤氏がクライマックスシリーズについて持論を述べた)
広澤氏
「もうね、(最終的に)1位と2位が5ゲーム開いたら、クライマックス(シリーズ)は無しの方が絶対いいですよ。ずうっと言ってるんですけど、これで日本シリーズに広島が行ったら、たまったもんじゃない。Xデイも気になるけど、クライマックスが気になりますよ。そういう人、多いんじゃないの?」
◾️勝負かけた監督
(阪神0-0の8回、一死から佐藤輝明が右中間を破る2塁打)
広澤氏「うまくアジャストした」
(岡田監督は佐藤の代走に熊谷をコール。二死から、坂本がDeNA2番手・ウェンデルケンのストレートにバットを出した)
村上アナ
「捕らえた! ライト前に落ちました。熊谷、3塁を蹴って、一気にホームに帰って来ました!」
能見氏
「(代走熊谷で)岡田さん的には、勝負をかけた。選手たちも、監督が動いた、ここが勝負だと分かってる可能性がある」
(さらに代打ミエセスのタイムリーで阪神2-0)
◾️まさか、まさかの
(しかし9回、岩崎が佐野に2ランを浴び2-2に。さらに続く牧も岩崎の変化球をすくい上げた)
村上アナ
「レフト、下がって、下がって……これも入りました! 何と岩崎、まさか、まさかの2者連続ホームラン」
(試合が終わって)
広澤氏
「いや、こういう時もありますよ。きょうは佐野と牧にやられたでいいんじゃないですか。あしたはやり返す、で」
能見氏
「岩崎投手、やられたら、やり返したいタイプなんで、精神的には大丈夫だと思います」
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次回のサンテレビ ボックス席は、9月8日の阪神×広島戦を甲子園球場から生中継する。
(浮田信明)