「台風前の日常に近づくことがスタート」台風7号で被災 香美町で復旧作業続く

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台風7号の通過により甚大な被害を受けた兵庫県香美町では、浸水被害にあった住宅などの復旧作業が進められています。

兵庫県北部の香美町では台風7号による影響で、8月15日午後5時までの24時間降水量が観測史上最多となる248.5ミリを記録。

町内を流れる矢田川と湯舟川が「氾濫危険水位」に達したことなどから、一時、町内全域約1万5800人に、最も警戒レベルの高い「緊急安全確保」が出されました。

矢田川の河口付近にある漁港では、流れ着いた倒木や木くずなどが水面を覆っていて現在も船が出航できない状況だということです。

(下浜漁業者組合 福島清松組合長)
「もう大変です。ここ2年ほどなかったもんだから、月曜日から業者に来て取ってもらいます」

兵庫県によりますと、香美町では住宅3棟が一部損壊、床上床下計38棟の浸水被害が確認されているということです。

特に被害の大きかった香美町香住区の間室地区では、町の社会福祉協議会が8月18日からボランティアの受け入れを開始し、但馬地域の市や町から集まった約20人が、水に浸かった家具の運び出し作業などに当たりました。

(参加したボランティア)
「災害復旧は初めてです。ちょっとでも力になれたら」

(新温泉町から来たボランティア)
「新温泉町の方は対応ができるということで、きょうはこちらの方に来ました」

(香美町社会福祉協議会 門野貴裕さん)
「台風前の日常に一歩でも近づくというところがスタートかなと思っております」

ボランティアによる復旧作業は、8月20日まで続くということです。

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