だまし取った金属バットをフリマに出品 特別支援学校男性講師を懲戒処分

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落とし物の金属バットを自分のものとうそを言いだまし取ったとして、兵庫県教育委員会は8月9日、特別支援学校に勤務する36歳の男性任期付き講師を懲戒処分にしたと発表しました。

停職6カ月の懲戒処分を受けたのは、県立芦屋特別支援学校に任期付きで勤務する36歳の男性講師です。

県教育委員会によりますと、男性講師は2023年3月に、西宮市の甲子園浜野球場で落とし物として保管されていた金属バット1本の持ち主になりすまし、だまし取ったということです。

男性講師は、球場に置き忘れてあったバットを見つけ、自分が所属する野球チームの部員に頼み、落とし物として管理事務所に届けさせました。

その2日後事務所に電話し、バットの持ち主が現れていないことを確認すると、さらに2日後にバットの持ち主になりすまし受け取りに行き、その夜、インターネットのフリーマーケットサイトに4万円で出品しました。

発覚後は、バットを別の野球場の近くに捨てています。 男性講師は、7月11日に詐欺の疑いで逮捕されましたが、起訴猶予の不起訴処分となっています。

県教委の聞き取りに対し男性講師は、「卑しい気持ちで行動をしてしまい大変反省しています」「言葉にならぬほどの申し訳なさを感じています」と話しているということです。

男性講師は、学校職員の育休に伴い8月20日までの契約で勤務していて、退職の意向を示しているということです。

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