夏休みの子どもたちにとっていい思い出になったようです。神戸市の企業で、親の職場を訪れる「こども参観日」が開催されました。
午前9時前。神戸市のポートアイランドにあるアパレル企業、ワールドの神戸本社に親と一緒に次々と「出勤」する子どもたち。
この「こども参観日」は、どんな仕事をしているのかを子どもたちに知ってもらおうと、1991年に社員からの提案で始まりました。
これまでにおよそ1000人の子どもたちが参加してきましたが、新型コロナウイルスの影響などもあり、今回は9年ぶりの開催となりました。
4日は、社員の子ども27人が会社を訪問。社内を巡り、洋服の生地を切断する機械や、布の端切れが再利用される工程などを見学した後、余った布や古着を使ったワークショップに参加し、楽しみながら環境に優しい洋服づくりを学びました。
そして向かったのは、自分の親が普段働いているところです。初めて仕事用の机を見て、興味津々な様子でした。
ワールドでは、来年以降も「こども参観日」を開催したいとしています。