神戸市の73歳非常勤講師が生徒に不適切な指導で戒告 計4回目の処分

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神戸市教育委員会は、丸めたプリントを生徒の喉元に押しつけけがをさせたとして、8月4日付けで73歳の非常勤講師の男性を戒告処分にしたと発表しました。

戒告処分を受けたのは、神戸市立の義務教育学校で非常勤講師として勤める73歳の男性です。

神戸市教育委員会によりますと、非常勤講師の男性は2023年5月、自習中に騒いでいたという理由で、義務教育学校の9年生(中学3年生相当)の男性生徒の顎を持ち上げて押す行為を繰り返し、2回尻もちをつかせた上で丸めたプリントを喉に押し付け、首にかすり傷を負わせたということです。

この非常勤講師は2003年度、2006年度、2020年度と過去3回、女子生徒への体罰で鼻血が出るなどのけがを負わせていて、それぞれ、口頭厳重注意、減給、口頭訓戒の処分を受けています。

体罰を繰り返す非常勤講師を教員として採用する理由として市教委は、「教員不足で人材が確保できず頼まざるを得ない」と説明しています。

非常勤講師とは、2023年度まで雇用契約が結ばれています。

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