兵庫デスティネーションキャンペーンの開催を記念して、世界文化遺産の国宝姫路城では、普段非公開の櫓などが特別公開されることになり、8月4日、内覧会が行われました。
今回の特別公開は、兵庫県やJRなどが展開している観光事業、「兵庫デスティネーションキャンペーン」の一環です。
姫路城は大天守と3つの小天守がつながった「連立式天守」が特徴ですが、特別公開されるのは、大天守の周囲の乾小天守と東小天守、それに各天守をつなぐイ、ロ、ハの渡櫓と折廻り櫓の6カ所です。
中でも昨年度の改修工事後、初公開となる折廻り櫓は、茶の湯の炉がある書院造の居室と鉄砲の狭間や、石落としなどを備えた防衛拠点の二つの顔を持っています。
姫路市立城郭研究室 工藤茂博さん
「今回は折廻り櫓と天守の周りにある小天守を同時に特別公開することが、これまでと違う点になります。冬には西天守の公開になる。夏に二つの小天守を見て、冬に西小天守を見ると全ての小天守を見ることができる」
姫路城の特別公開は、8月11日から9月24日まで行われます。