兵庫県洲本市の寺では、キュウリに願い事を封じ込めて祈る一風変わった行事が行われました。
洲本市にある大照寺では、毎年7月の土用の丑の日に、願い事をキュウリに封じ込めて祈りをささげる「きうり加持」が営まれます。
弘法大使が中国から伝えたとされるこの行事は関西の寺で行われる風習で、大照寺ではおよそ200年前に始まったとされています。
願いや悩みを書いたお札でキュウリを包み、そこに丸めた「護摩符」を住職が埋め込んで祈りを捧げます。
2023年は300本ほどのキュウリが集まったということで、30日は、日が変わった午前0時から祈祷が始まり、地元の檀家や、淡路島島外の人も祈願に訪れました。
祈りが捧げられたキュウリは寺の土に埋められることで、病気や悩み事が消えるということです。