兵庫県神戸市では、熱中症を防ごうと夏の暑さ対策として、さまざまな取り組みを行っています。
うだるような暑さ。 街中では、日傘をさす人が多く見られます。
この暑さに耐えられないのは人間だけではありません。 サルが気持ち良さそうに川で涼んでいます。
連日、熱中症警戒アラートが発表されるなか、神戸市では、市役所1号館のロビーを一時的に暑さを避ける「クーリングシェルター」として開放する実証実験を行っています。
来年春の改正気候変動適応法の施行により、市町村が公共施設などをクーリングシェルターに指定できるようになります。
そして、極端な高温で深刻な健康被害が生じる恐れがある場合、新たに「熱中症特別警戒情報」が発表されることになり、シェルターの開放が義務付けられます。
また、神戸市は暑さ対策として公園や駅の周辺など屋外で涼めるクールスポットを各地に設けています。
東遊園地では、太陽光を電力に変えて座面を冷やすクールベンチが設置されているほか、噴水やミストシャワーを設け、利用を呼び掛けています。
まだまだ夏はこれから。 こまめな水分補給を忘れず、街中のクールスポットを活用して暑さを乗り切りましょう。