2023年6月、兵庫県神戸市西区の草むらで、6歳の男の子の遺体が見つかり、母親らきょうだい4人が死体遺棄の疑いで逮捕された事件で、警察は7月23日、男の子を殺害した疑いで4人を再逮捕しました。
殺人の疑いで再逮捕されたのは、遺体で見つかった男の子(6)の母親(34)や叔父(32)らきょうだい4人です。
警察によりますと、4人は6月17日午後8時ごろから19日の午後5時ごろまでの間に、神戸市西区の自宅内で、男の子の背中などを鉄パイプのようなもので多数回殴るなどし、殺害した疑いが持たれています。
警察は4人の認否を明かにしていません。
司法解剖の結果、男の子は外傷性ショックで6月19日に死亡したとみられ、背中に多くの打撲の痕があったということです。
警察は、大人4人が6歳の子どもを繰り返し殴るなどした状況から、殺意があったと判断していて、自宅からは鉄パイプのようなもの以外にも、複数の棒状のものを押収しています。
また、警察は叔父が男の子の背中を足で繰り返し踏みつけていたとみていて、きょうだいが叔父に逆らえない状況だった可能性があるとみて、捜査しています。