6月、兵庫県神戸市西区の草むらで6歳の男の子の遺体が見つかった事件で、警察は、死体遺棄の疑いで逮捕した母親ら家族4人を23日にも、殺人の疑いで再逮捕する方針を固めました。
6月22日、神戸市西区の草むらで近くに住む穂坂修ちゃん(6)の遺体がスーツケースに入った状態で見つかり、警察は、同居する修ちゃんの母親の沙喜容疑者(34)や叔父の大地容疑者(32)らきょうだい4人を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
司法解剖の結果、修ちゃんの背中には殴られたような多数のあざがあり、死因は外傷性ショックでした。
捜査関係者によりますと、その後の調べで、沙喜容疑者ら4人が共謀し、神戸市西区の自宅で修ちゃんに暴行を加え、殺害した疑いが強まったとして、警察は、4人を7月23日にも殺人の疑いで再逮捕する方針を固めました。
警察は、遺体の状況などから「殺意」があったと判断したとみられ、今後、修ちゃんへの暴行の経緯についても調べる方針です。