トルコ・シリア大地震で被害を受けた自治体の市長らが7月19日、兵庫県の斎藤知事を表敬訪問し、今後のトルコの復興について意見を交わしました。
斎藤知事を表敬訪問したのは、2023年2月の地震で甚大な被害を受けた、トルコのガジアンテップ市やアディヤマン市など5つの市の市長ら、トルコ自治体連合の関係者11人です。
一行は、阪神淡路大震災からの復興に関する知見や経験を学び、トルコの復興に役立てようと17日から来日しています。
ユジェル・ユルマズ バルケシル市長「1995年に皆さんが大きな災害を経験し、その後復興された経験や知識を現場で直に見て勉強したい。トルコの被災地の市と兵庫県の各市との間に姉妹都市関係を結んで交流を継続的に行いたい」
斎藤知事は、「阪神淡路大震災で兵庫県は多額の借金を抱え、今なお大きな影響がある。
市が全て負担するのではなく国にサポートしてもらえるよう、要望していくことが重要だ」とアドバイスしました。
斎藤知事「ぜひ政府からの資金的なサポートをきちっと提供していただけるような体制が大事だと思います」
一行は21日まで滞在し、神戸市の「人と防災未来センター」や、野島断層がある淡路市の北淡震災記念公園など兵庫県内の防災関連施設を訪問する予定です。