兵庫県神戸市垂水区の神戸徳洲会病院で、男性医師が関わったカテーテル手術の後に複数の患者が死亡したとされる問題で、病院は7月14日、手術が適切だったかなどを調べる調査委員会を開きました。
神戸徳洲会病院を巡っては、2023年1月以降、男性医師が担当したカテーテル手術の後に、患者6人が死亡したなどとする内部告発があり、市が6月に立ち入り検査を実施。
死亡した患者のカルテに一部不備があったということです。
7月14日、病院は医療安全調査委員会を開き、市が指摘したカルテの不備については、家族や患者へ説明した内容を詳細に記載していなかったと明らかにしました。
また、1月と2月に手術をした2つの症例について、担当した医師に聞き取りをした他、処置後に死亡したことに対する十分な連絡が病院全体でできていなかったと指摘しました。
(徳洲会病院 医療安全管理・質管理部 玉井洋太郎 部長)
「何があったかどういったことが問題だったのか、特に技術的なこと関しては外部の評価を受けたい」
病院は今後、国の医療調査制度に沿った外部の専門家らでつくる調査委員会を交え、経緯などを調査していくとしています。