兵庫県は、SDGsや脱炭素化に向けた取り組みに使い方を限定する地方債「グリーンボンド」を、全国で初めて市や町と共同で個人向けに発行すると発表しました。
「グリーンボンド」は、再生可能エネルギーの普及や脱炭素化に向けた取り組みなどに必要な資金を調達するために、企業や地方自治体などが発行する債券で、兵庫県では先月、法人の投資家向けに発行し、即日完売しています。
今回の「ひょうごグリーン県民債」は、県内在住者や県内の企業に勤務する個人などが対象で、県と県内14の市町が共同で発行します。発行額は20億円で、5年満期となります。
集まった資金は、公共施設の照明のLED化や砂防ダムの建設などに充てられるということです。
県がグリーンボンドを市や町と共同で個人向けに発行するのは全国初ということで、募集期間は8月1日から22日までです。