■バルサで育つ
女子プロサッカーWEリーグのINAC神戸レオネッサは7月10日、新しい監督にジョルディ・フェロン氏(44)が就任すると発表した。
フェロン新監督は、スペインの名門クラブ・バルセロナの下部組織でプレーを開始。
2000年シドニー五輪では、現バルセロナ監督のシャビ・エルナンデス氏らとU-23スペイン代表として出場し、銀メダルを獲得した。
現役引退後はスペイン国内で女子チームの監督を歴任していた。
フェロン新監督は、「INAC神戸の監督に就任することは、光栄であり、大きな責任も感じています。最大限のリスペクトと謙虚な気持ちをもち、リーグ優勝に向けて練習に励みたいと思います」とコメントしている。
INAC神戸はWEリーグ創設1年目に優勝したが、2年目の昨シーズンは2位で連覇を逃し、パク・カンジョ監督が退任した。
■増矢が復帰、北川ら新加入
INAC神戸はこのほど、サンフレッチェ広島レジーナからMF増矢理花の加入が決まったと発表した。
増矢は2020年シーズンまで7年間、INAC神戸に在籍し、皇后杯優勝などに貢献。
「一度チームを離れたのにも関わらずオファーをしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです」。
またアルビレックス新潟レディースから元・日本代表、DF/MF北川ひかるが新加入した。
「関西で生活するのは初めてなので少し緊張もありますが、新たな環境で沢山チャレンジし、チームに貢献できるよう精一杯頑張ります」。
このほか、サンフレッチェ広島レジーナのDF松原優菜、ちふれASエルフェン埼玉のGK船田麻友の新加入も発表された。
一方、9シーズン在籍したMF伊藤美紀をはじめ、MF脇阪麗奈、MF阪口萌乃、FW宮本華乃が退団・移籍した。
セレッソ大阪ヤンマーレディースから期限付き移籍のDF小山史乃観、DF筒井梨香は、移籍期間が満了した。
(浮田信明)