植物画からイギリスの食の歴史たどる 西宮市大谷記念美術館

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  • イチゴを描いたボタニカルアート

兵庫県西宮市の美術館では、野菜や果物を描いた作品からイギリスの食の歴史や文化をたどる展覧会が開かれています。

およそ200年前にイギリスの画家によって描かれた作品。
赤く、宝石のように実をつけたイチゴは、当時も人々に親しまれ、食卓を彩ってきました。

西宮市大谷記念美術館で開かれている展覧会では、イギリスのキュー王立植物園などが所有する、18世紀から19世紀にかけて制作された、野菜や果物などの植物を描いた作品を展示しています。

17世紀初頭の大航海時代のイギリスでは、世界中から集めた果物や香辛料などを記録用に描いていましたが、のちに、その正確性や美しさからボタニカル・アートへと発展していきました。

会場には、緻密に描かれた絵画のほか、当時のイギリスの暮らしを再現したテーブルセットや、家庭で作られていた料理のレシピなどが並び、「食」を通じて歴史や文化を感じ取ることができます。

この展覧会は、7月23日まで開かれています。

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