美方地域で受け継がれる伝統 但馬牛の飼育システム 世界農業遺産に

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兵庫県美方地域で受け継がれてきた但馬牛の飼育システムが「世界農業遺産」に認定されました。兵庫県内での認定は初めてです。

世界農業遺産は、社会や環境の変化に適応しながら伝統的な農林水産業や景観を継承してきた地域を認定するものです。

今回、国連食糧農業機関(FAO)は、兵庫県美方地域の香美町と新温泉町で続く但馬牛の飼育システムを、新たに世界農業遺産に認定しました。

この地域では、神戸ビーフや松阪牛の素牛である但馬牛の血統管理に100年以上にわたって取り組み、農村の環境を守りながら、牛ふんの堆肥を使って稲作を行うなど、持続可能なシステムが受け継がれています。

今回の認定により、但馬牛のさらなるブランド力の向上とともに、地域の活性化が期待されます。

日本で世界農業遺産に認定された地域はこれで15地域となり、世界では日本を含む24カ国77地域が認定されています。

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