わずか1軒の生産農家 「大市茄子」を中学生が未来へとつなぐ

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西宮市の中学校では、生産農家がわずか1軒となってしまった地元の伝統野菜を守ろうと、生徒たちが自ら栽培に取り組んでいます。

西宮市の仁川学院中学校の校内で栽培されているのが、こちら。西宮市の伝統野菜・大市茄子。肉厚で、丸みを帯びているのが特徴です。

生徒たちが栽培を始めたその理由は、学校の近くに住む農家の松山嘉次さんとの出会いでした。

大市茄子は、この地域で古くは江戸時代から栽培されてきたといいますが、現在、市内で育てているのは、松山さんただひとりです。

総合学習の一環で、大市茄子の危機的状況を知った生徒たちは、松山さんに話を聞きに行き、種を分けてもらい、自分たちで育てることにしました。

ことしの春から栽培を始め、水やりを欠かさず育て、いよいよこの日は初めての収穫です。

生徒たちは、松山さんに見守られながら丹精込めて育てたナスを、ひとつひとつ丁寧に収穫していました。

仁川学院中学校では今後も栽培を続け、地元の貴重な野菜を守っていきたいとしています。

生徒らが育てたナスは、7月、地元での販売を検討しているとのことです。

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