■阪神 2-0 広島/7月5日
阪神は島田の先頭打者ホームラン(プロ初ホームラン)で先制。
阪神先発・大竹は105球、ヒット5本、三振7個、四死球0でプロ初完封。7勝目。
■先頭弾で解説を”修正”?
(試合開始。近本の骨折離脱で1番センターに入った島田が打席に)
湯浅アナ「タイガースは緊急事態です」
福留氏「近本の替えは、なかなか難しい……」
(福留氏が話している間に、島田が広島先発・森下の3球目を強振すると、打球はライトポールを直撃)
湯浅アナ「島田の先頭バッターホームラン!」
福留氏「十分に(近本の)代わりを務めてますね(笑)。速い球には強い。いい当たりだった」
■勇気出して聞いた
(大竹は、監督推薦でオールスターゲームに初出場。中継内でインタビューを流した)
大竹「佐々木(朗希)投手や、山下(舜平大)投手みたいに、会場が湧くような球は投げれないんで、140キロ台でも、相手が空振りしたり、詰まったり、そういう所を見せられたらいい」
(湯浅アナが福留氏にオールスターの思い出を聞いた)
福留氏「若い時は、緊張してベンチの端にいた。(当時、広島の)前田智徳さんにあこがれて、バッティングを真似てやっていたので、勇気を出して話をしに行った。『何を考えて、どういう練習や打ったりしているんですか』と聞いたら、『そんなのオレに聞いてもダメだよ、オレ下手だから』……それで終わりました」
■前川がうらやましい
(この日も3番を任された前川について)
福留氏「高校を出て2年目…だいたい1軍に上がると結果をほしがって、(バッティングが)小さくなるが、そういうこともなく、しっかりとバットを振っている」
(3回、無死1、2塁で、前川は三遊間を破るヒット。レフト西川がボールを後逸し2点目)
「(前川はカウントが)スリー・ツーになったので、コンパクトに振りにいった結果、一番いい所に飛んでくれた。ああいうことができるって、うらやましいですね」
(第3打席は、詰まった当たりのファーストフライ)
福留氏「前川選手の一番いい所は、しっかりとスイングしながら、詰まることを怖がらない。バッターとしてすごく大切なことです」
■言った通りに…
(4回まで無得点に抑え、ベンチで話し合う大竹と坂本の姿を中継カメラは映した)
福留氏「坂本に言われるんですね、いつも。『配球、なるべく言わないでください』」
(阪神2-0の7回、大竹は一死1、2塁のピンチを招き、打席はデビッドソン。フルカウント)
福留氏「ここで大胆に真ん中付近にチェンジアップとか投げられると、面白いですけどね」
(その球を打って、デビッドソンはショートフライ)
湯浅アナ「おっしゃった通りですね」
福留氏「こういうこと言うから坂本君に怒られるんです……。その前のファールで(デビッドソンは)速いボールに反応していた。ど真ん中に、前後のずらされ方をするとバッターは意外と反応できない。勇気あるボールですね」
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6日もマツダスタジアムから阪神×広島戦を生中継する。解説は鳥谷敬氏。
(浮田信明)