相続税や贈与税の算定基準となることしの路線価が発表され、兵庫県内での平均が、去年に比べ0・5%上昇し、3年続いた下落がストップしました。
「路線価」は、主要道路に面した土地1平方メートルあたりの評価額で、大阪国税局が発表したことし1月1日時点での兵庫県内の平均は、去年に比べて0・5%上昇しています。 新型コロナでの行動制限が緩和され、人出が増えたことが要因のひとつだということです。
県内の税務署管内で最も高かったのは、神戸・三宮のセンター街で1平方メートルあたり500万円。 去年は、前の年と比べ5・8%のマイナスでしたが、ことしは2%のプラスとなっています。 また、上昇率が最も高かったのは、芦屋市船戸町のJR芦屋駅前で7・6%。 2年連続で上昇率がトップとなっていて、駅前再開発への期待の表れなどが要因だということです。 一方、路線価が最も低かったのは、朝来市和田山町玉置(たまき)の国道312号で、1平方メートルあたり4万1000円でした。
兵庫県内での路線価の平均は、3年続いた下落がストップしました。