「頭脳の格闘技」とも呼ばれるそろばんの競技大会が神戸市内で開かれ、近畿地区の小中学生が優勝を目指して戦いました。
この大会は、そろばん文化を守ろうと、近畿圏のそろばん教室でつくる団体が主催していて、15年ほど前から続けられてきました。
2023年は、近畿地区の小中学生、それに、夏休みを利用して来日したブラジルの中学生2人を合わせた約80人が参加。 掛け算、割り算、読み上げ算など6つの種目でそれぞれ予選を行い、上位10人による決勝で優勝を争います。
そろばんの大会は「頭脳の格闘技」とも呼ばれていて、優れた計算能力を習得した子どもたちばかりが集結。 レベルの高い戦いが繰り広げられました。
掛け算の部では、兵庫県から参加した弱冠小学3年生の男児が決勝戦まで勝ち進みましたが、優勝は大阪府の中学1年生でした。
大会を主催する団体は、伝統あるそろばんの教育を通して、世界で活躍できる若者の育成につなげたいとしています。