講師として勤務していた兵庫県神戸市長田区の育英高校で、生徒の教材購入費およそ58万円を横領したとして無職の男が逮捕されました。
教材購入費を保管していた銀行口座からは、他にも、およそ620万円が不正に引き出されていて警察が関連を調べています。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、東京都中野区に住む29歳の無職の男です。
警察によりますと男は2022年11月、専任講師として勤務していた神戸市長田区の育英高校で、生徒の教材購入費およそ58万円を銀行口座から引き出し、自分のクレジットカードに入金した横領の疑いがもたれています。
不審に思った学校が2022年12月、男に「通帳を持ってこい」と指示し、男が拒否したことから発覚し、2023年の春に学校が警察に被害届を提出していました。
学校は2023年3月に男を懲戒解雇しています。
警察に調べに対し、男は「ギャンブルに使った」などと容疑を認めているということです。
教材購入費を保管していた銀行口座からは、今回の逮捕容疑を含めて、2022年9月から12月にかけて、延べ11回計約680万円が不正に引き出されていたということで、警察は男の犯行とみて捜査を続けています。