死亡男児は「要保護児童」の位置づけ 神戸市は第三者委員会設置

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神戸市西区の草むらでスーツケースに入った6歳の男の子の遺体が見つかり、祖母を監禁したなどとして母親らきょうだい4人が逮捕された事件で、神戸市が、男の子を一時保護の対象となる「要保護児童」に位置づけていたことがわかりました。

6月22日、神戸市西区の草むらで、スーツケースに入った穂坂修ちゃん(6)の遺体が見つかり、警察は修ちゃんの祖母(57)を監禁したなどとして、修ちゃんの母親(34)らきょうだい4人を傷害などの疑いで逮捕しました。

神戸市によりますと修ちゃんは通っていた保育園で4月下旬に体にあざが見つかり、市は、保護者による監督や保護が不適当とされる「要保護児童」と位置づけて対応を始めました。「要保護児童」は緊急性が高い場合は一時保護の対象となります。

5月初めには、家族から「育てにくさがある」と一時保護の相談を受けましたが、祖母らから、修ちゃん本人が施設に行きたがっておらず「家族で面倒をみる」と言われ、一時保護を見送ったということです。

市は今後、第三者委員会を設置し、一連の対応に問題がなかったか検証するということです。

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