◾️阪神 11-3 中日/6月27日
阪神は3回、大山の9号2ランなどで大量5点。その後も加点し大勝した。連敗は「5」でストップし、再び首位に。
サンテレビボックス席の解説は真弓明信、中田良弘の両氏。
◾️3番・前川は大正解
(0-0の3回、阪神は2点を先制し、なおニ死1塁。このところ3番で起用されている高卒2年目・前川(まえがわ)右京=智弁学園高 ドラフト4位=が打席へ)
真弓氏「前川はバットのスイングが速い。今どき、これだけ重心を低くして構えるバッターは少ない。最近は上体に頼りがちのバッターが多いが、前川は、下半身を使って打つタイプだ」
(前川は中日先発・柳からライト前にタイムリー)
真弓氏「詰まったが、力があるので、内野の頭を超えた」
(前川は5回にセンターオーバーの3塁打。6回にもヒットを放ち、猛打賞)
真弓氏「いい読みをしている。いいバッティングしたよね」
中田氏「高卒2年目でテクニック持っている。下半身の粘りと強さですね」
真弓氏「上体だけで振りにいってないから、タイミング外されても、(下半身の)粘りが残っている。3番に入れて大正解」
(試合後、前川は初のお立ち台へ)
前川「たくさんの観客の中で野球ができるので、とても幸せです。きょう、お兄ちゃんの誕生日で、いつも支えてもらっているお兄ちゃんに、いい1日になったかなと思います」
◾️大山、これぞ4番
(3回、前川のタイムリーに続き、ニ死1塁で大山が登場。柳の4球目を叩いた)
橋本アナ「レフトへ! ……打球は、打球は……スタンドに入った。これぞ4番の仕事!」
真弓氏「打った瞬間(ホームラン)ですよ。ああやって完璧に打てるホームランて、シーズンに何本もないです。大山は今年は安定感があって、4番らしくなった」
◾️1位、2位、関係ない
(阪神・先発の西勇輝は5回を投げ、そのあと、島本-石井-加治屋-K・ケラーとつないだ。試合が終わって…)
中田氏「西のあと、4投手合わせて、ヒット1本、フォアボール1個だけ。それだけの力をみんな持っている」
真弓氏「(監督は)目の前の試合に勝って、貯金を増やしていくことしか考えてないと思う。DeNAが勝とうが負けようが、1位にいようが、2位にいようが、あんまり関係ない」
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次回のサンテレビ ボックス席は、6月29日の阪神×中日戦を甲子園球場から生中継する。
(浮田信明)