神戸市西区の草むらでスーツケースに入った6歳の男の子の遺体が見つかり、男児の祖母を監禁したなどとして男児の母親らきょうだい4人が逮捕された事件で、男児は自宅で死亡した当日に遺棄されたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。
6月22日、神戸市西区の草むらでスーツケースに入った6歳男児の遺体が見つかり、警察は、男児の祖母を監禁したなどとして男児の母親らきょうだい4人を傷害などの疑いで逮捕し、24日送検しました。
男児が死亡したのは6月19日ごろとみられていて、捜査関係者によりますと、この家族の自宅近くの防犯カメラには19日の当日、スーツケースを運ぶ大人4人の姿が写っていたことが分かりました。
逮捕された男児の母親は「遺体をスーツケースに入れてきょうだい4人で遺棄した」などと話しているということで、男児は自宅で死亡した当日に草むらに遺棄されたとみられるということです。
男児の死因は外傷性ショック死で背中には多数の打撲痕もあり、警察は男児が家族から虐待を受けていた可能性もあるとみて死亡の経緯についても調べています。.