窓ガラスや扉を実際に破壊 解体前のビルで火災想定した訓練

  • X
  • Facebook
  • LINE

姫路市では、取り壊される予定のビルを活用し、火災を想定した訓練が行われました。

姫路市に本社を置く鉄鋼メーカー大和工業で行われた訓練には、網干消防署の隊員9人が参加しました。

大和工業の本社ビルは、建物の老朽化などを理由に7月から建て替え工事を行う予定で、解体前に今回の訓練に活用されました。

訓練は、5階建てオフィスの4階部分で火災が発生した想定で行われ、消防隊員らは窓ガラスを割って鍵を開け侵入し、建物の中に閉じ込められていた人をはしご車に乗せて救出する手順を確認しました。

このほか、天井や施錠された非常扉をハンマーやエンジンカッターで破壊する実践的な訓練も行われ、実際に災害が発生した時に迅速に救助できるよう備えました。

このビルでの訓練は6月23日まで続き、およそ40人の消防隊員が参加する予定です。

おともだち登録するだけ! LINEでニュースを読もう! ともだち登録をする 毎週配信(月・火・金) 1回で8記事をダイジェスト形式で配信。