18年前に兵庫県神戸市立の小学校で起きたいじめ問題で、被害者の男性が12日、市の教育委員会と面会しました。
神戸市立の小学校で2005年、当時5年生だった男子児童が同級生から現金を50万円以上脅し取られるなどしました。
これについて第三者委員会は、いじめの事実を認めた上で、市の教育委員会が調査資料を隠ぺいしていたなどと指摘する報告書を取りまとめています。
12日、被害者側は市教委と面会し、隠ぺいなどについて説明を求めましたが、市教委は、「いじめそのものを隠ぺいしたとは思っていない」などと述べました。
(被害男性)
「隠ぺいを認めないですとか言い訳ばかりの答弁を見ていて、気持ちの切り替えに時間はかかるなと思った」
(男性の父親)
「今後もいろんな事件・事故が起こってくると思いますが、同じように被害者は泣き寝入りしていくしかないのかなと」