ロシアによる侵攻を受け、国外に避難しているウクライナの子どもたちを支援しようと、兵庫県神戸市内の絵画教室に通う児童らが描いた絵と集めた義援金が、隣国ポーランドの高校に届けられたことに対し、駐日ポーランド大使が感謝の気持ちを伝えました。
神戸市東灘区の絵画教室「アトリエ太陽の子」では、ロシアによる侵攻で、ポーランドなどの周辺国に避難しているウクライナの子どもたちを励まそうと、「命のヒマワリプロジェクト」と称して様々な活動を行ってきました。
教室の子どもたちが描いたヒマワリの絵と街頭募金活動などで集めた義援金20万円は、姫路女学院高校の生徒に託され、高校の姉妹校で、多くのウクライナ避難民が通っている、ポーランドの「ナザレ高校」に届けられました。
12日には、神戸を訪れているポーランドのパヴェウ・ミレフスキ駐日大使がアトリエ主宰の中嶋洋子さんと対面し、「一つ一つの支援と共感の意というのは、金よりも価値が高い」「ヒマワリプロジェクトは、苦しい状況にある避難民に寄り添っている」と感謝の気持ちを述べました。
中嶋さんは、「今後はクラウドファンディングを立ち上げてより多くの子どもたちにヒマワリの絵と義援金を届けたい」と話していました。