■新たな“伝統の一戦”
阪神球団が運営する女子チーム「阪神タイガースWomen」が7月22日、甲子園球場を舞台に「読売ジャイアンツ女子チーム」と初めての試合を行う。
試合はナイターで行われ、サンテレビでは女子の“伝統の一戦”を午後6時の試合開始から生中継する。
タイガースは昨年、女子野球全日本クラブ選手権で優勝し、初のタイトルを獲得した。
三浦伊織キャプテンをはじめ、侍ジャパン女子代表メンバーが4人在籍する。
今シーズンは、神戸弘陵学園高で日本一となった安藤蓮姫捕手・正代絢子内野手ら実力派の若手選手が多数入団し、チーム力がアップ。
元阪神内野手の上本博紀氏が監督を務める。
一方のジャイアンツは元巨人投手の宮本和知氏が率い、今シーズンから活動を始めた。
他クラブで実績のある選手を揃えたほか、安藤とバッテリーを組んで“胴上げ投手”となった島野愛友利、昨年の日本選手権でタイガースをねじ伏せた日髙結衣と、神戸弘陵学園高の歴代エースが在籍し、同窓対決も楽しみだ。
安藤と島野は5月26日に甲子園球場で行われたセレモニーに登場し、「これから女子TG戦の伝統を作っていきたい」と抱負を語った。
■女性ディレクターが中継担当
7月22日の女子TG戦中継では、阪神タイガースWomenのチーム統括で、侍ジャパン女子代表ヘッドコーチの木戸克彦氏(元阪神二軍監督)が解説を務める。
中継を担当するのは、選手と同年代のサンテレビ・松井愛ディレクター。
選手への事前取材など準備を進めていて、当日は中継車から各カメラマンに指示を出して、生中継を盛り上げる。
松井ディレクターは、「仕事や学業に励みながら、全力で野球を楽しむ阪神タイガースWomenの姿はまぶしい限りです。野球も野球中継も、女子が活躍する時代をお見せします」と意欲を燃やしている。
(浮田信明)