【独自】洲本市のふるさと納税問題 おせち料理の発注 市長名に偽の公印使用 契約書の存在は…

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兵庫県洲本市のふるさと納税問題で、返礼品として贈られたおせち料理の発注に偽の公印が使用されていたことが6月9日、新たに分かりました。

こちらは、洲本市のふるさと納税のおせち問題で、洲本市の濱野隆市議が入手した資料です。
開示されたのは、この2枚だけです。

こちらの申込書には、洲本市が2021年10月1日にJTBパブリッシングに対して、ふるさと納税の返礼品として翌年の正月用のオリジナルおせちを発注したことが記されています。

もう1枚は決裁に関する資料で、医療従事者の応援やふるさと納税の返礼品として、一段重の1万2000円と三段重の3万6000円のおせちの2種類をそれぞれ1000セット、合わせて4800万円の決裁が議会の承認なくされたことが記されています。
新たな問題となっているのは、おせちの申込書の印鑑です。

洲本市 濱野隆市議
「情報公開請求の手続きで事前に資料を取り寄せた時には、公印と思っておりました。ところが臨時議会を開くにあたって洲本市がより鮮明なものを出してきた時に初めて公印ではないということが分かりました。お名前が前市長の竹内通弘さま。その横に公印だと思っていた印鑑が良く見ると市長公印ではない。
申し込み者の代表者名は、当時の竹内市長にもかかわらず、「洲本市魅力創生課印」という印鑑が押されています。

洲本市によりますと、この印鑑は法令で規定されている市の公印ではないということです。

また、濱野市議の情報公開請求によって「洲本市魅力創生課印」は、2020年2月に洲本市内の文具店で魅力創生課が購入したことが明らかになりました。

この問題について、市長に取材を試みました。

【市長会見】
記者:「洲本市ふるさと納税返礼品」の疑惑のことなんですけど…
市職員:議案のことで集まっていただいているので…

当時おせちの申し込みをした課長は、パソコンとプリンターを不適正な方法で購入したことや、おせち料理で不適正な事務処理をしたとして2023年3月に停職6カ月の懲戒処分になり、依願退職しています。

さらに今回、濱野市議が情報公開請求をしても洲本市から出てこなかったのが、JTBパブリッシングとの「契約書」です。
「情報公開請求をしてJTBパブリッシングさんの他の請求資料をたくさん入手している。洲本市と山ほど契約書やお手続きの細かいことまで全部書類がございます。おせち料理の年にも大量にございますので、そのおせち料理の契約書がないというのはありえないと思います」

JTBパブリッシングブランド戦略室は、契約書について
「洲本市様にご確認下さい。弊社では回答を差し控えさせていただきます」とサンテレビにメールで回答しています。

市が公金を使って発注したおせちを巡り公印ではない印鑑が使用されていた上、契約書は開示されないなど疑惑が残ります。
この問題についてサンテレビは、引き続き取材を続けます。

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