長時間労働の実態を学ぶ特別授業が8日、兵庫県神戸市内の高校で開かれました。
この特別授業は、長時間労働によるリスクや問題点について広く知ってもらおうと、厚生労働省が2016年から始めた取り組みで、兵庫高校の3年生約300人が参加しました。
授業では、過労死で息子を亡くした西垣迪世さんと労働問題に取り組む古川拓弁護士が登壇。
長時間労働の現状や労働者を守るための制度が紹介されたほか、西垣さんが「若者が働くことで命を落とすことがない社会を願う」と思いを語りました。
6月17日には、職場での問題について弁護士らが相談に応じる無料の電話窓口が開設されます。