世界文化遺産国宝・姫路城の守り神に茶をささげる献茶式が1日、城の大天守で行われました。
この献茶式は、姫路城「昭和の大修理」の竣工5周年を記念して、城の守護神である長壁大神に茶をささげようと、城の維持・保全に努める「姫路城を守る会」などが、1969年に初めて開催し、毎年6月1日に行われています。
大天守1階での献茶式には、茶道関係者や市民ら約100人が集まり、表千家の家元代理・三木町宣行宗匠が、濃茶と薄茶の二服をたて 神前に供えました。
(姫路城を守る会 吉川信隆副会長)
「姫路城は「不戦不焼」 一度も戦っておりませんし、一度も燃えてない、こういう城で、平和の象徴ですので ぜひ国内外からたくさんの方がお越しいただくことを願っています」
参加した人たちは、優雅な所作を見守りながら、城の平穏が末永く続くよう願っていました。