西脇市出身の世界的美術家、横尾忠則さんの小説をテーマにした展覧会が、神戸で開かれています。
神戸市灘区の横尾忠則現代美術館で5月27日から始まった展覧会「横尾忠則原郷の森」は、西脇市出身の世界的美術家・横尾忠則さんが去年出版した小説「原郷の森」をテーマにしたものです。
「原郷の森」は、ある日知らない森で目を覚ました主人公のY(ワイ)がすでにこの世を去った文化人らと芸術や人生について語り合う内容で、三島由紀夫や黒澤明といった横尾さんの人生に影響を与えた人物が数多く登場します。
会場には小説の一節と、それに関連する横尾さんの作品およそ170点が展示されていて、小説の世界を視覚的に感じることができます。
横尾忠則さん(86)「文章と絵画っていうのは水と油でなかなか両方がうまく溶け合わないものだと思うんですけど、面白い展覧会になってるんじゃないかなと。頭を空っぽにして見ていただければ」 この展覧会は8月27日まで開かれています。