地域の救急医療活動に役立ててもらおうと、日本赤十字社は5月29日、医薬品を兵庫県警に寄贈しました。
この取り組みは、日本赤十字社兵庫県支部が65年前から行っていて、包帯やガーゼ、シップなどが入った救急医薬品、およそ750セットが兵庫県警に贈られました。
兵庫県警では、地域の住民がけがをした時などの手当てに使うために赤十字社から寄贈された救急箱を県内の交番や駐在所など、およそ750カ所に設置していて、昨年度は、けがや事故など152件に役立てられたということです。
日本赤十字社兵庫県支部・大久保博章事務局長「コロナが明けて公園とかに出掛けることが多くなると思う。困ったなと思ったときは交番に行っていただければ」
兵庫県警岡本圭司地域部長「交番や駐在所は地域の安全のよりどころでもある。応急手当に活用していきたい」
日本赤十字社兵庫県支部では、県内の保育施設にも救急セットを届けていて、今後も地域医療に貢献していきたいとしています。