5月8日、伊丹市を流れる天神川で、大雨により工事中の堤防が決壊したことを受け、兵庫県は、周辺の土地よりも川底が高い阪神間の「天井川」について緊急点検を実施しました。このうち、芦屋川には兵庫県の河川整備課の職員5人が点検に入りました。
5月7日から8日にかけて降り続いた大雨の影響で、伊丹市北部を流れる天神川の堤防がおよそ30メートルにわたって決壊し、周辺では、住宅12棟で浸水の被害が出ました。
天神川は、周辺の土地よりも川底が高い「天井川」だったことから、県は、阪神間の同じ「天井川」のうち、川の下を道路や鉄道が通っている区間について点検を実施。
芦屋川では、職員がコンクリートで固めた川底に亀裂がないかや、護岸の崩れにより石積みのブロックにふくらみが出ていないかなどを確認していました。
県はこれまでに神戸市の住吉川や石屋川でも点検を実施していて、結果は6月中旬をめどにまとめるとしています。